京町家 幸遊庵

祇園 幸遊庵の外観

落ち着いたたたずまい

幸遊庵の前身である大正時代のこの建物は、先のオーナーさんが店舗として使用されていたものを改修しました。
町家保存に力を入れている工務店さんに、京都の町家として丁寧に改修していただきました。
格子や外壁のほとんどは新たに作り直したものです。木部は弁柄、壁は漆喰塗りの仕上げです。
格子は、宿主の好みで改修したのですが、本来、格子の形状には職業と関係がありました。
幸遊庵は織屋格子(切子格子)と呼ばれる形状です。繊維関係の仕事をする町家で用いられ、上部を欠いた切子を組み合わせ採光を調整していました。
町家の特徴のひとつでもある虫籠窓は、改修前は内側から壁で塞がれていたので改修で壁を取り払いました。
浴室の窓を開けると、漆喰で塗られた虫籠窓越しに外を眺めることができます。
玄関には洋画家である宿主の作品を飾っています。

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